上製本の見返し

上製本は本文をハードカバー(表紙)で包んで耐久性を上げているのですが、この表紙と本文をつなぎ合わせているのが見返しです。縁結びの神様ではないですが・・・

2つ折りの用紙で、開いた時に片側は本文のノドに接着してあり、もう一方は表紙にベタ貼りされて、本文と表紙をつなぎ合わせてあいます。ですのである程度の厚さと強度が必要になります。

画像は色上質特厚口

用紙の選択で注意しなければならないのが厚さと紙の目で、紙が薄いとベタ貼りする時にシワが発生してしまいます。また、糊の水分が対向ページにしみ出てしまい、くっついたり、波打ちしてしまったりします。紙の目が逆でも浪打ちしたり、乾燥後の伸び縮みの関係で接着が悪くなる場合もありますので注意が必要ですね。

“上製本の見返し” への1件の返信

現在コメントは受け付けていません。