印刷時の注意点

原稿作りをはじめる前に…

1,原稿を印刷して並べる

単ページ

2,まとめて綴じる

単ページ

3,不要部分を断裁

単ページ

通常、印刷会社等では、原稿をあらかじめ大きな紙に印刷しておき、綴じた表紙と本文の不要な部分を断裁することで、ご希望の製本サイズ(仕上がりサイズ)に仕上げます。
そのため、いただいた刷り上がり原稿と比べると完成品は一回り小さい出来上がりになります。上下左右各3mm程度小さくなると考えましょう。
例えば完成品をA4サイズに仕上げたい場合はA4よりも大きい用紙に原稿を印刷する必要があります。

単ページ

仕上がりサイズ…刷り上がった原稿を製本加工した後の、完成品のサイズ

塗り足し…仕上がりサイズの外側にあらかじめ設けるゆとりの部分(断裁される部分)。このサイズでデータを作成します

印刷データを作るときに注意することは?

01
本文データ作りのポイント

〜単ページで作る場合〜

POINT1
適切な余白を取りましょう

適切な余白を取ることで、製本したときに見やすい仕上がりになります。小口・ノドともに20mm以上の余白を取るのがおすすめです。

POINT2
フチなし印刷には塗り足しを付けましょう

紙面の端までフチなく印刷したい場合、仕上がりサイズよりもっとゆとりをもって図版を大きくしておきます(塗り足しを付けるといいます)。
また、切れてしまうと困る文字・絵柄などは仕上がりサイズより3mm以上内側に配置するようにしましょう。

単ページ

フチなし印刷 〜失敗あるある〜

※断裁工程では、必ず若干の誤差が発生します。ゆとりをもってレイアウトをお願いいたします。

単ページ
・塗り足しがなく、紙の白地が出てしまう
単ページ
・文字配置がギリギリで、断裁後文字が欠ける

見開きデータ作成 〜PUR編〜

PUR無線綴じ製本は、ノドの開きがよいため従来の無線綴じ製本の見開きデータのように小口側にズラす必要はありません。

従来の無線綴じ製本の見開きデータ
・塗り足しがなく、紙の白地が出てしまう
PUR無線綴じ製本の見開きデータ
・文字配置がギリギリで、断裁後文字が欠ける

02
表紙データ作りのポイント

〜表紙・背表紙・裏表紙を1枚の紙面に収めます〜

POINT1
見開きで作成しましょう

表紙・背表紙・裏表紙は1枚の紙面に収まるように作成します(中綴じの場面、背表紙は不要)。
※見開き…本を開いた時に隣り合っている左右のページのこと

POINT2
表2・表3も忘れずに!

表2(表紙の裏面)・表3(裏表紙の裏面)にも原稿を掲載する場合は、表紙データと同じサイズで作成します。また、印刷した時に表紙(表1)の裏が表2、裏表紙(表4)の裏が表3になるように注意します。
※表2・表3に原稿がない場合は、データ作成の必要はありません。

単ページ

ページと余白の取り方のはなし

表紙の面を表1(ひょういち)、表紙の裏面を表2(ひょうに)、裏表紙の裏面を表3(ひょうさん)、裏表紙を表4(ひょうよん)と呼び、中綴じ製本や無線綴じ製本ではここも(印刷がない場合でも)ページ数に含まれます。

従来の無線綴じ製本の見開きデータ
PUR無線綴じ製本の見開きデータ
従来の無線綴じ製本の見開きデータ
PUR無線綴じ製本の見開きデータ

無線綴じ製本では、表2と本文の1ページ目、表3と本文の最終ページには糊が付くため、ノド側の5mm程度が完全に隠れてしまいます。これらのページでは、本文の他のページより5mm程度余白を多く取り原稿データを作成してください。

印刷の前に!ページの並び順に注意

無線綴じ製本のページ並び順

ページは製本した時の順番通りに並べます(下は単ページで印刷した場合の例)。

POINT1
適切な余白を取りましょう

単ページ
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中綴じ製本のページ並び順

製本を二つ折にして製本するため、ページは順番通りの並びになりません。

POINT1
見開きで作成しましょう

単ページ
単ページ
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