「社長が常に考える」ことが必要だ。重要なのは工夫だ。

今日は名古屋に来ている。
月に一度、二日間、経営者としての勉強をさせてもらっている。

今日は未来工業の山田雅裕社長のお話を伺った。
未来工業は「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の第一回大賞受賞会社。
「ほうれんそうの禁止」「残業禁止」「部下への命令禁止」など、「伝説のホワイト企業」と言われている会社だ。
「劇団未来座」という趣味の劇団をやっていた2人が未来工業を作った。
劇団の公演というのは受付の人が切符をもぎらないといけない、誰が欠けてもいけない。いらない人間はいない。すべての職に意味があるんです。そういう一体感的なものが特に初期は強かったのだと思いますね。
そもそも、劇団活動ができなくなったのは、劇団メンバー達の残業が増えて、だんだん集まれなくなったことが大きな原因でした。だから「いつか残業のない会社が作れたらいいね」と夢を語っていたんです。
単純に「業績を伸ばしたい」だけです。社員が笑顔で働ける職場にしたいので。社員が暗い顔した職場で業績が伸びるとは思えないんです。社員の前向きな気持ちが、会社を前に転がしていく、と自分は想像しているので。

お客様の「こんなものがあったらいいよね」を営業が聞き出して、大手のできない商品開発を続けている。
そして、「下請けはしない」という創業の精神。
電気設備資材、給排水設備の製造販売という特別新しい仕事ではないが、時代の変化を先取りしながら、自社の強みを活かして独自商品を開発し、
社員数1,191名、売上高351億円、東証一部上場という結果をつくった。
本づくりで困っているお客様はたくさんいる。
こんな本があったらいいな、と思っている人はたくさんいる。
私たちの会社には70年間本づくりをしてきたスピリッツがある。
アイデアを形にしてくれる社員さんも育ってきている。
「社長が常に考える」ことが必要だ。重要なのは工夫だ。
木戸敏雄

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